73人が本棚に入れています
本棚に追加
/22ページ
カイは大きなため息をつきながらズボンの前をくつろげて、硬く勃ち上がったものを取り出した。聖のものとは比べ物にならないほど――
「お、おっきい……」
「っ……!」
振り返り、焦点の合わない状態でカイを見上げた。息を呑む音と同時に突然荒々しく尻を掴まれる。
「カイ」
サンタの低音が響く。
ぴたりとカイの動きが止まり、掴む手も離された。聖の背中がそっと撫でられる。
「聖さん……俺、聖さんの中に入りたい。聖さんのこと、もっと気持ち良くしてあげるから……ダメ、ですか?」
這っている聖の横から上目遣いで見つめるカイの表情は、まるで聖の大好きな動物の愛嬌の仕草だ。こんな状況でも、可愛いなぁ……とまた胸がくすぐられるような気持ちになる。
なかなか答えを出さない聖に、カイは「それなら、すぐに出さないための練習っていうのはどうですか?」と提案してきた。
「だって聖さん、早すぎるのも悩みだって言ってたから……気持ちよくても出さないように練習しないといけないですよね?」
「う……わ、わかった、けどっ、あああっ!」
返事を最後まで言い終わる前に、後ろから熱い棒が押し込まれた。
「あ、あっ、ああっ、んあぁ!」
「はっ、はっ、聖さん、まだ、出しちゃダメですよっ……」
最初のコメントを投稿しよう!