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第4話 12月24日(月)22時50分 続・雪村聖のアパート
「あ、ああっ! もう、だめぇ、また出ちゃう、イッちゃう! ああああっ」
「すごい、聖さん。勃起できたと思ったらすぐに出しちゃうんだもん……やっぱり前立腺が良かったんですね」
カイが感嘆の声を上げて、聖の孔から一気に指を引き抜いた。「ひっ」と短く呻いて聖は自分を支えているサンタの胸へと倒れ込む。
聖は今、裸で四つん這いになっていた。
本当に勃起しないのか、まずは試しに前を刺激してみようと言われ、たっぷと時間をかけて全身をくまなく愛撫された。しかし、カイから巧みなフェラチオを(それも人生で初めて)受けたときでさえ、気持ちいいとは思うものの聖のものは勃ちあがらなかったのである。
それならば、となかば言いくるめられる形で後ろを探られた瞬間――
「良かったね、聖くん。勃起できるようになったじゃないか」
「あ、あ……」
勃起できるなんてもんじゃないと言いたかったのに、まともな返事ができない。頭が真っ白だ。自慰でだってこんなにも感じたことはない。
「もう、俺……我慢できないんですけど」
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