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「おい、見つからないのはしょうがないとして、もう夜も遅いし、どっか泊まるとこ考えてんのかよ。この時間にこの格好で歩いてると、警察に捕まっちまうぞ」
比奈はすっかり忘れていた。
……そうだった。
泊まるところ、どうしよう……。
まさか女子高生に変装するとは思わなかったからな……。
そうだ!
「大丈夫。丁度いい人がいたわ。ここからちょっと遠いけど、信用のできる人物がいる」
「誰だよ。まさかお前の男か?」
そういわれて、無表情で口角を上げる比奈。
少し得意顔だ。
「まぁ、似たようなものかな」
アウレリアは、そんな比奈を見て思った。
……そんなことで偉そうにするなんて。
こいつ、絶対に処女だ。
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