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第13話 脱衣腕相撲
三人がカウンターで飲んでいると、一人の男が声をかけてきた。
「なぁ、そっちの姉ちゃんたち。こっちへ来て一緒に飲まねぇか?」
デニムのシャツに、カーゴパンツ・ジーンズを穿いた、角刈りツーブロックで四角い顔の男が、比奈とアウレリアに向かって声をかけた。
ツーブロックの男は、浅黒い肌を見せ付けるように腕まくりをして、かなり鍛えているのがわかる筋肉の付き方をしている。
そのナンパのような呼びかけに、比奈は無視をしたがアウレリアが返す。
「日照っているからってさかってんじゃねぇよ。殺すぞ」
アウレリアは、顔も合わさずに冷たくいうと、ツーブロックの男は、気にせずにヘラヘラしながら続ける。
「そっちの兄ちゃんも一緒でいい。ゲームをやろうぜ」
ツーブロックの男がそういうと、店内いた男たちが一斉に三人を見た。
よく見ると、男たちは皆、韓国人だろうか?
全員一重まぶたの切れ目、頬骨が高く、エラが張っていて顔の印象はゴツゴツしている。
「なんだ? スーパーマリオでもやんのかよ」
店内にいる男たちを挑発するアウレリア。
ツーブロックの男に怒った様子はなく、声をかけて来た時と同じようにヘラヘラとした表情で言う。
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