第14話 能面尻尾女と二丁拳銃のブロンド
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「無茶言うな比奈。あたしはもう
濡
(
ぬ
)
れまくってるし、こいつらもおっ
勃
(
た
)
ってんだ。お互い発射しなきゃ収まらねぇだろ」 アウレリアが嬉しそうに言った。 その時――出入り口の扉が開き、店内へ紺のダウンジャケットを着た男が入って来る。 「おやおや。これは相当な
鉄火場
(
てっかば
)
ですね」 それは比奈たちが捜していた情報屋――
九能常秀
(
くのうじょうしゅう
)
だった。
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