温かい雪

2/2
6人が本棚に入れています
本棚に追加
/13ページ
暗闇の視線の中 心拍数は上がってくる (ど き ど き) 「いいのか」 そう聞こえた。 「いいよ」 私は、少し薄めだが、見つめた 彼の長いまつ毛は、まじかに観察できた 口元にはなにか感触が、あったまるで、時間がとまったみたいに、ゆっくりした心地よい心臓音が確認できた  あんなにこの行動が、嫌がっていたのに あんなに意味わからないと思っていたはずなのに 白いワンピースに長いツインテールの髪は、彼に顔を向け、黒いズボンに緑色のカーデガンを彼は見下ろす感じに、彼女は、顔寄せた状態だ、彼女は背中に手を、ぎゅっと抱きしめ彼氏は、彼女の肩をがっちり、つかんでいた 二人は、顔はまるでこの世の時間が、止ったかのように目を閉じ くちびるを触れていた状態だった 「こゆき こゆきってば・・」 急に聡の顔がのぞき込む どうやらわたしはきずけば寝落ちするほど抱きしめていたらしい きずけば、わたしは、ベンチに聡が、膝まくら状態にしていたらしい なんだろうなだって、心地よい心拍数と あの頃のママのような、やさしさを感じたからだろうか 「えぇ・・もう夕方じゃん」 夕日に照らされ、赤い日差しが、顔を染め上げた 「こゆき、そのなぁ俺は前みたいに接して、いいよな?」 少し、心配そうにわたしに語り掛ける彼氏 「うん わたしもかわいい彼女になるため頑張るから」 まっすぐした目線で、みつめていった 夕方に照らされた、彼女はまるで天使のようだ そうまるでまんねんの笑顔を彼氏に見せたのだった
/13ページ

最初のコメントを投稿しよう!