ふれられる小雪

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ある程度歩いて、いつもの小さな公園でベンチに座った 私たち、しかいない 無言だったので、さとしは、アプリゲームを始めた 「なぁ~ こゆきいつものチェックするから、おまえも始めろよ」 私は、すかすかな、ホームに唯一アニメの絵柄が入った、アプリを押した 壮大なクラシックみたいな音楽が、公園に響く  「ほら~こゆきこんなに受け取りを、放置して」 さとしは、なにもいわず、わたしのスマホ取り上げ慣れた手つきで、操作した 「まぁこれだけ、やっとけば序盤クエストは楽に進むだろ まぁ今日は俺が、ヘルプすればなんとでもなるか」 こんときの、さとしも、この上ないご機嫌である たぶん私にゲーム、自慢する時が一番うれくて、たまらない様子だった むかし飼っていた愛犬ポチの餌を食べるてるシーンがなぜ重なる たぶんこの頃きづく 彼氏の表情は、なんか好きだと思ってきた 「それでさ、これで、こうしてさ、 おいおい、こゆきどこタップしてさ あっ・・・」 さとしは、またわたしの指に触れたのをきずいた 「ごめんな~」 「いいよ 握っても」 私は、さとしに顔を見つめつぶやいた さとしは、ある意味、ご機嫌だったに、違いない無言だったが、顔を赤くして手をなんともいえない握力で握っていた 私はこの時まぁ、仕方ないよねと思っていた。 楓がいうにはカップルなら常識だからである 残念だがこんな時でも、私の心拍数は安定している 「もぅいいかな」 あきれた顔で彼氏を見つめた 私はさすがに15分間もそんな状況には飽き飽きしていた 「すまない」 それから、私たちは、手をつなぐことをするようになった
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