第3章 穏やかな日々

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第3章 穏やかな日々

1週間ソファーで寝て起きて食べて寝ての繰り返したのち、(とりあえず働こう)という感情が起きました。 まずは、前のバイト先のファミレスで働いている女性の先輩の高さんに。 事情を軽く説明すると 「いくら必要なん???私が貸してあげるから。」 と言ってくれる高さん先輩。 他人って優しいなと思いました。 前のバイト先にも雇ってもらえることになり。 もう一つバイトを探しました。それはクリーニング屋さん。 バイト掛け持ちの日々。 まずは車の免許が取りたいと、お金を貯めました。 親の名前では保証人がとおらず、現金を貯めなければいけませんでした。 二つバイトしながら教習所通い。 ファミレスでは大学生とか昼間の主婦の方と仲良くさしてもらい。 クリーニング屋さんでは40代~60代ぐらいの女性達と仲良くさせてもらい。 それを行き来する日々。 バイトで20万稼ぐという事は、結構働かないと無理でした。 でもどちらもすごく心地よくて。 深夜2時にバイトがおわり、その後にそのまま、高さん先輩とドライブしてご飯を食べに行ったり、同年代の人たちと山に行ったり。ラーメンいったり。旅行に行ったり。バーベキューしたり。 同年代の男性の西さんとは、朝まで海を見ながら語り明かしたり。 ランチタイムの主婦さん達とは一緒にスナックにいったり。それはそれは楽しい日々でした。 大学生の男の方の山さんという方が私を気にかけてくれて。 パソコンのやり方などを教えてくれたり。 バイクの後ろに乗せてくれて遊びに連れていってくれたり。 特に親切にしてくれました。 仲が良すぎて山さんの彼女に嫉妬されてしまい。 山さんの彼女が他の男性に走りそうになり、謎めいた4人談義みたいなこともありましたが。。。。 このあたりになると。 もうあの憧れた素敵なマンションの家は寝るというのを与えてくれるだけの場所になり。 ご飯も、家で食べるということは無くなりました。
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