第2章 徐々に崩れていく家族

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弟は子供の頃から欲しいものがあり手に入らないと暴れる。。。そんなかんじでした。 父は「甘やかすな。」と言ってはいましたが、あまり家にいないのでやはり子育ては母がメインになる。 いまでも記憶に残っているのが、小学生時代、サッカーブームということもあり、サッカーのスパイクがほしいと。それをダメだと言うと車のフロントガラスを蹴り破るという感じでした。 家庭教師、書道、珠算、水泳、野球いろんな習い事をさせてましたが、どれも続いたことはありませんでした。 中学生になると弟は学校にあまり行かなくなり、学校の先生に私が呼び出され、「1年は心臓検診があるんだけども家に電話かけても誰も出ないねん。授業抜けていいからちょっと弟呼んできてくれ。」とか言われ、学校から家まで一旦呼びに帰ったのですが、二人とも家で寝てました。 そんな弟が転校したら、もっと行かなくなるのは目に見えていたのですが。マンションに引っ越せるということで家族もうれしいことに気持ちが高ぶってました。 案の定やはり学校には行かず。 両親は犬を飼ってみたり、バイクの乗り方を教えてみたりとしてました。 そのうちに無免許でバイクに乗ったりしだしました。 親がバイクを買い与えたのです。たしか、、、インパルスという名のバイク。 私の中学の卒業式に警察から呼び出し。 私の高校の入学式でも警察呼び出し。 そんなかんじでした。
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