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スイート温泉取ってんだよ。月に一度の二人っきりデーだよ邪魔すんなよ。邪魔すんなら簀巻きで吊るすよ。こないだの馬鹿共のように。
「このまま風呂で3回くらいしよう。そのあとベッドで朝までヌキュヌキュあっため合おう。先月は15回くらいしたよね」
「もう。そんなに?お腹いっぱいになっちゃう」
「いいよ。とりあえず、一月分溜まりに溜まったもの、出ちゃうけどいい?」
「うん。大丈夫な日だから」
二人は言葉を忘れ、それぞれの行為に没頭していた。
そして、ジョナサンの快楽が最高潮に達した時、何かがざばんと降ってきた。
「何だ?!このタイミングで!誰だ?!マリルカかアリエールかエメルダかイゾルテか?!」
「ぐばああああああああああああ!」
「きゃあああああああ!」
水面を割って飛び出してきたものに、フランチェスカが悲鳴を上げた。ちょうど目の前にしがみつく男がいた。
要するに、降って湧いた闖入者に、勇者夫妻は抱き合い繋がったまま悲鳴を上げていたのだった。
「臭ああああああああああい!何よ!硫黄泉?!また温泉でいちゃついてるの貴方達?どっち?誰と泊まってんの?」
水面を割って現れたのは少女だった。法衣のようなものを着ていたが、水で張り付いてボディーラインが丸わかりになっていて、年齢に相応しくない双丘が丸解りになっていた。
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