魔法少女ひまわり組の超越

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「ソルスたあ何だ?君が作られる?そこで導き出される結論は一つしかないが」 「黙れ浮気者!ママほったらかしかあああ!」 少女の怒号と共に、部屋が氷に閉ざされた。 カチカチになったジョナサンをよそに、リーゼロッテとユノが入ってきた。 「あらあら。初姫様、今日はご機嫌だったはずですが」 「わあ。先生カチカチになってます」 ユノの言葉に、少女は振り返った。しばし見つめ合う二人。そして、少女は涙を流してユノにすがりついた。 「ユノお姉ちゃああああん!会いたかったのおおおおおおおお!パパなんか嫌い!ぺいしてやった!ユノお姉ちゃんだけ好き!大好き!」 「何だか年上の人にお姉ちゃん呼ばわりされてます。わあ、首の辺りをくんくんされるとくすぐったくなります。メイドさん、先生の氷は溶けましたか?」 「ええユノ様。滞りなく」 「ジョナサンはともかくとして、貴女、うちの主人にそっくり。無遠慮に人のうなじに首突っ込むところとか。くんくんするところとか。もしかして、うちの人の妹か何か?」 「違う。ちちち違う。寒い。お前クリステラか?大きくなったなあ。ルルコットが何かやらかしたか?匂いはどう考えてもステラだし」 「ああそうよ!
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