第1章 選ばれし者

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安心した。もう、どうしようかと思ってたけど あの子も成長したのね。 良かった・・・ お姉ちゃん、今頃心配してるんだろうなぁ・・・ なんて思いながら部屋に入るとモニターがあった。モニターの前に立つと入力画面が表示された。 名前・生年月日・歳・種族を入力すると、チーム名が表示された。 〔clown〕 クラウン・・・ ピエロとは、少し異なるものだ。 ピエロは、皆から馬鹿にされ笑われるだけで終わり、涙する。 クラウンは、皆に馬鹿にされ笑われ、逆に馬鹿にして笑い返す。 少しの違いでも結果が変わる。 この名前は、そのような意味と同じなのだろうか・・・。 そして、16人がそれぞれのチームに分かれた。 「最後の確認をしまーす。それぞれチームで並んで下さーい。」 と言われ、全員が並び確認が始まった。 「クロリア・ビティス」 隣に居た少女が、呼ばれた。 しばらくして、確認が終わったようで、次に私が呼ばれた。 「音葉シノ」 入力した情報に間違いがないかの確認と 団長との面会だった。 「ソプラティア団長、お入りください。」 団長と呼ばれて入ってきたのは・・・幼い少女だった。 金髪赤眼のワンピースを着た可愛らしい少女だ・・・ 見た目からして8歳ぐらい・・・ 私より年下・・・ 今の時代はすごいなぁ・・・     
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