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とある国道にお地蔵さんが経っていることは多い。それは、事故に伴ってある人が立てた者なのだが、その国道にはお地蔵様がない。しかし、そこは事故多発地帯で、年に一人は死亡しているんだぜ。
こわごわしい声で俺に話しかけてきたのは、春山という同じ大学に通う同級生だ。彼は大学の恐怖サークルに入っていて、廃墟や幽霊スポットに行くのが好きなのだが、私には全く関係ない話だった。
「うるさうな、冬の時期にお寒い話をされても困るんですけど」
「この間ハロウィンではしゃいでいたくせに。だいたいあれも」
う・・はじまった、こやつの心霊オタクの話が、最初のコンパでたまたま隣の席で、幽霊の話を聞いてキャー怖いなんて、はしゃいだ私も悪かった。それ以来こいつは、私を見つけると怖い話をしてくるのだった。
「ノート見せてやんないから」
「ごめん」
こいつノートを取らないせいか、怖い話をしに来たついでにノートのコピーを取りたがるんだ。すると、何故が
「学食で良かったら、奢るから」
「え?パフェも?」
「いいよ」
こいつにしては、珍しい必修科目ということもあるのかも
学食で待っていると春山が現れた。片手にタブレットを持っているんだけど、嫌
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