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征服されてる感がすごいです
直哉が寝室に入ると、和也はベッドの上にいるのが見えた。先所の頃よりはだいぶ緊張しなくなってきたが、待っている時間をなんとなく持て余している。それが初初しくて可愛いと思うのは、やはり惚れているから。
「かずや」
甘えた声でそう呼び、隣に腰掛ける。流れるようにキスをすれば、和也も慣れたように応えた。ちゅっ、ちゅっ、と軽いキスを何度か。その間に和也の上に乗り、体重をかけた。そうして押し倒そうとすると、直哉の肩を押し返される。
「きょ、今日は……、僕が……。その……、か、顔に……かけてもらう約束でしょう?」
さすがに顔射とは言えなかったらしい。しかしそんな強請り方のほうが、直哉にはグッとくるものがある。それをわかっているわけはないが、直哉は機嫌よく笑ってみせた。
「そうだったよな」
「じゃあ、失礼して」
和也はベットを降りると、直哉の目の前に座る。そうしてバスタオルを外すと、少し兆したそれが露わになった。見慣れたそれに大した感動はなく、和也は先端を口に含む。かと思えば、いきなり根本まで一気に呑み込んでしまった。
「んっ、んんっ、ふーっ、はぁ……」
「かずや、無理するな」
苦しそうな声を心配して、直哉が声をかける。たしかに気持ちいいが、和也が辛そうなのは見ていたくなかった。なのでそれを止めるために、やんわりと注意する。頭を撫でてやると、少しだけ口を離した。そうして裏をちろちろと舐め始める。
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