めぐちゃんのお母さんは白になりました

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 そして保育園がお休みの日は、「ママと一緒にいる日」だということも。  めぐちゃんはお母さんにしがみつきました。 「ママと一緒がいいの!」 「めぐちゃん」 「やだ!」  めぐちゃんは駄々をこねて泣き出してしまいました。  お母さんはめぐちゃんを抱きしめて背中をよしよしと撫でてくれました。めぐちゃんは何を言われてもお母さんの胸から離れませんでした。 「じゃあ、とし兄ちゃんのおうちまでは一緒に行くね」  お母さんは、折れてそう言ってくれました。よいしょ、と少し大変そうに椅子から立って、支度をし始めました。  支度が終わった時、めぐちゃんはとし兄ちゃんに抱っこされていました。お母さんは大きなバッグを持っています。  それから3人で家を出て、車に乗りました。  めぐちゃんとお母さんは後ろの席に座りました。とし兄ちゃんが運転してくれます。  めぐちゃんはずっとお母さんの手を握っていました。細いけれど、温かい手です。 「めぐちゃんは来年小学生だよね」  途中、とし兄ちゃんが言いました。 「そうだよ」  お母さんが答えます。 「ランドセルとかもう買ったの」 「注文はした。めぐちゃんのランドセル、もうすぐ届くからね」 「ランドセル! ピンクなの、ね、ママ」 「ねー」     
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