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まるで、祖母と孫。
そんな雰囲気でいらっしゃるお二人の間には誰も入れなかった。
やはり、同じ異能持ちである故か。
同じ女性としてか。
意気投合なされたお二人の間には、たしかな絆が生まれたようでしたとも。
「この白パンには、茹でたとうもろこしを混ぜたり。ペポロンやかぼちゃをペーストにしたのを混ぜ込むことも可能です」
「是非、レシピを教えてくださらない?」
「じゃあ、ロティを使って召喚させますね?」
「ロティちゃんを?」
『にゅ! ん〜〜〜模倣!』
と、ロティちゃんが両手を広げたところから、光の線が出来上がり。紙がひとりでに出てきて、エリザベート殿の前に舞い降りたのだった。
「まあ、この紙の手触り……どこかで?」
「リーン様にお渡しした、アイスクリームのレシピと同じ紙です」
「そうなの。まさか、そんな仕組みだったとは」
「今のところ、カイル様やシュライゼン様以外ですと。リーン様にしかお渡ししていません」
「賢明な判断だわ」
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