116-4.懐かしいお説教(カイザーク視点)

5/5
5207人が本棚に入れています
本棚に追加
/3000ページ
 そして、レシピをよく読まれてから、彼女は簡易ドレスのポケットに仕舞いやすいように畳んだのだった。 「えと、何か聞いておきたいこととかはありますか?」  お茶会も終盤となったので、姫様がそうおっしゃいました。 「そうですな。二回に分けての発酵。特に、生地を形作ってからのふくらみ加減は」 「俺も、それ聞きたいんだぞ!」 「そうね。わたくしも」 「えっとですね」  途中、シェトラス殿とエイマーが使用人達のおやつを配膳するのに席を立ったが。  私め達は、姫様に出来るだけパンの知識を教えていただき、帰ってからの課題を増やすことにしました。
/3000ページ

最初のコメントを投稿しよう!