3578人が本棚に入れています
本棚に追加
口の動きを更に速めると、運転中我慢してきたカイの終わりは早かった。
我慢してなくても早いけど。
「アッーーー、もうイキそう!」
いつのまにか私の頭に片手が乗って、私の動きに連動させて上下させている。
「ねぇ、ねぇ、いっちゃう、いっちゃうよ。このままいいの?」
何も答えないでいる私に、「舞華、舞華のお口に出しちゃうよ!ねぇ、もうダメ!!」
「あっっっ、はぁーーっ、はぁはぁ、でる!でる!!あっ、あーっ…」
そのまま飲まず、ティッシュに包んでいる私に「ごめん」と謝るカイ。
「はぁーー、ほんと気持ちよすぎる!俺ばっかりごめん」
「なんか、1回目いつも謝ってない?笑」
「いいよ。あのままじゃ外出れないし!早く連れてって」
カイに休みは与えず車を出る。
すぐに、カイがくっついて来たけれど、外ではとりあえずやめようと並んで目的地まで向かった。
カイが連れて行ってくれたのは、男女別の温泉、男女共用のプールがあるスパだった。
「海と温泉の両方を叶えてくれたのね~!ここは初めてきた!」
テンションが否応なしに上がる私を見て、カイは嬉しそうにしている。
「水着レンタルあるから、水着借りてプールも入ろうよ」
「それ、早くから言って欲しかったかも…水着は厳しい」
「なんで、舞華、太ってないし、混んでないから気にすることないって。温泉は別々だしさ、一緒に入りたいじゃん」
うーん。混んでる混んでないは、あまり関係なくって、このお腹…、張りのない胸。明るい所でカイに見られるのが恥ずかしいのに…。
でも、入口の写真を見ても、プールに入らないと、ここの良さが味わえないのは伝わる。
「うん。じゃあ借りよっか」
最初のコメントを投稿しよう!