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またしても、息が荒くなってくるカイに、おかしくて笑ってしまう。
「カイー、毎回ながらほんとにその性欲凄いよね。笑っちゃう」
「性欲強いのは認めるけど、最初だけじゃなくて、会う度に益々やりたくなるなんて舞華が始めてだよ」
そう言う、カイのキスの応酬は止まらない。
「ぁん、ぅんっ…ストップ…ストップ。もうギブアップ、苦しいよ…」
カイはやっと唇を離すが、「う~ん、舞華~」と、今度はギューーーッと抱きしめて離さない。
この場所の雰囲気が大きいのだろうけれど、カイといると、なんだか本当のカップルみたいな錯覚すら覚えてしまう。
「ねぇ、ずっーーーと、あたってる!!おさまらせる為に、アソコのサウナに入りに行こうか?」
急にこの雰囲気が怖くなり、プールを出て、サウナ室を覗きに行く。
8名程が入れる小さなサウナ室だが、誰も居ない。
「誰も居ないよ。カイも来なよ!」
プールでは、中腰の姿勢だったからか、プールから上がるカイは背が高くて、カッコよく見えた。
忘れかけてた恋の憧れマジックにかかってるだけ、そうコレも舞華の間だけだから…。
ぽっこりお腹が見えないように体育座りで、カイの隣に座る。
「息をするのもちょっとキツイくらい。熱すぎるね!」
「俺も熱ちぃ~長くは入ってられないな。でも、きもちー」
この熱さでも、カイは恋人繋ぎをしてくる。
「じゃあ、どっちが先にギブアップするかやる?」
「私は、ムリムリ。もう出たいもん」
「なおさら、やろう!負けたら勝った方の言うこと1つ聞く。簡単に叶えられるものだけね」
「ヤダ…」
「スタートーー!」
「ヤダって、言ってるのに!!」
「難しいのは無しにするから」
「なんか、もう勝った発言!!ムカつく~負けないもん」
まんまと賭けにのってしまうが、ココは負けない。
けど、熱い中 ひたすら我慢は、かなりこたえる。2人ともすぐに汗がしたたり落ちてきた…。
「熱い~、カイもう出なよ」
「まだイケる。せっかく一緒に来てるんだから、こっちきて」
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