3-真実

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何これ? 天から?なに? よくわからなすぎる。 馬鹿な女なの?若いの?? (さかのぼ)るとこの女とも、3日前からのやりとりがある。 こちらも“なぎさ”と同じような内容のものから、夫からの『お尻ペンペンするぞ!』に対して、『いつもしてるじゃん』なんて内容もあった。 1番古いのが3日前になっているから、毎日じゃあないようだが、夫はやりとりを定期的に消している。 私の知らない夫がそこには存在していた。 真実は余りにも残酷だった。 不倫をしていること。 しかも、間違いなく1人じゃないってこと。 今見た限りでは2人は確実だろう。 あの訪ねてきた女、手紙の女、同一人物かも怪しくなってきた。 第3、4もいるのだろうか…。 涙も出なかった。 驚き、衝撃、悲しみ、怒り、全て想像を超越しすぎると、人は冷静になるということを知った。 ただ、かなりの精神的なダメージは受けていた。 私は、寝室からこっそり抜け出し、お酒を飲んだ。 このままでは、寝れそうにもないから。 何も考えたくなかったが、さっき見たメールの内容が頭の中で繰り返される。 携帯に手をかけた時、私は、不倫をしているのがわかってしまうだろうとの覚悟はあった。あの手紙が届いたから…。 しかし、夫は、予想以上にクズだった。 あんなに簡単に平気で嘘をつけるのだ。
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