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新年の仕事もスタートし、カイからのメッセージも増えた。
やはり、自宅にいる時には携帯を触るのを控えているのだろう。
『おはよ。体が重い…食っちゃ寝、食っちゃ寝してたから、太っちゃったよ』
『カイは、もとが太ってないんだから、丁度良いくらいじゃない?私はやばすぎる…運動しないと』
『それじゃあ、一緒に運動しようよ!短時間で運動できて、気持ちいいとか1番じゃん 笑』
『あーー、ソウデスネ』
『江ノ島の時だって、舞華とHはしてないじゃん。もう、我慢できないんだよ』
『そうだったね~』
『Hしなくてもいいよ。会いたい』
『学校の給食始まってからなら』
『半ばぐらいならいい?』
『多分大丈夫。予定教えて』
『OK!』
私がカイと約束をしている頃、夫も誰かと会う約束をしていた。
「週末三連休の優真サッカー予定はどんな感じだったっけ?」
「土日練習、成人の日はお休みだよ」
「あのさ、土日どっちか昼出掛けてきたいんだけど、どっちならいい?」会社から帰ってきた夫が聞いてきたのだ。
えっ?また??
三が日、夫と過ごせた"友美"が、休日も出掛けられるんだと味を占めて誘ったのか?
「また?今まで休日に出かけるなんてしなかったのに…」
「早く帰ってくるよ。土曜のがいいか」
「どこに行くの?」
「まだ決まってないけど、後輩がなんか話あるって言うからさ」
「わざわざ休みの日に?会社帰りに飲みながら話せば良さそうだけど?」
「そうだよな~でもたまには付き合ってもいいかなと思ってさ」
怪し過ぎる…相手は誰??
探偵のように尾行したいくらいだ。
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