15-年始

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新年の仕事もスタートし、カイからのメッセージも増えた。 やはり、自宅にいる時には携帯を触るのを控えているのだろう。 『おはよ。体が重い…食っちゃ寝、食っちゃ寝してたから、太っちゃったよ』 『カイは、もとが太ってないんだから、丁度良いくらいじゃない?私はやばすぎる…運動しないと』 『それじゃあ、一緒に運動しようよ!短時間で運動できて、気持ちいいとか1番じゃん 笑』 『あーー、ソウデスネ』 『江ノ島の時だって、舞華とHはしてないじゃん。もう、我慢できないんだよ』 『そうだったね~』 『Hしなくてもいいよ。会いたい』 『学校の給食始まってからなら』 『半ばぐらいならいい?』 『多分大丈夫。予定教えて』 『OK!』 私がカイと約束をしている頃、夫も誰かと会う約束をしていた。 「週末三連休の優真サッカー予定はどんな感じだったっけ?」 「土日練習、成人の日はお休みだよ」 「あのさ、土日どっちか昼出掛けてきたいんだけど、どっちならいい?」会社から帰ってきた夫が聞いてきたのだ。 えっ?また?? 三が日、夫と過ごせた"友美"が、休日も出掛けられるんだと味を占めて誘ったのか? 「また?今まで休日に出かけるなんてしなかったのに…」 「早く帰ってくるよ。土曜のがいいか」 「どこに行くの?」 「まだ決まってないけど、後輩がなんか話あるって言うからさ」 「わざわざ休みの日に?会社帰りに飲みながら話せば良さそうだけど?」 「そうだよな~でもたまには付き合ってもいいかなと思ってさ」 怪し過ぎる…相手は誰?? 探偵のように尾行したいくらいだ。
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