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はたして、シーワイタオユアンへと向かうと、そこにはなにやら新妙なおももちで話し合っているモモさんとサラーメさんがいました。
「だから、今年のアリマはキタサンがもういないんだって。」
「ヤジサンもいないのかい。」
「ちょっと、ふざけないでよ。
キキかブラワンで迷ってるんだから。」
「レイオはこないの。天帝賞・秋も勝って、一番人気じゃん。」
「あたし、今回は一番人気はパスなの。ていうか、天帝賞・春にあたしも出たーい!」
ふたりとも真剣な顔をしていますが、どうやら話の内容は遊びのようです。
「遊びじゃないよ!
てあれ、パッチにミュッチにバラマ、また戻ってきてどうしたの。」
パッチはモモさんとサラーメさんにことのてんまつを話し、モモタさんからタクラマカン砂漠のまぼろしの王国について聞きました。
すると、モモさんが口を開きかけましたが、モモタさんが話をする前に大きな声が後ろから聞こえてくるのです。
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