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「なんや、ジブンら楼蘭王国行きたいんやな。
ローランやったら、移動湖といっしょに広い砂漠の中を移動しておるから、まぼろしの王国って言われているんやで。」
そう大きな声で言葉を発する人物、いやパンダネコは、他でもなく大熊猫猫帝そのものでした。
「パンダちゃんひどいよー、わしが説明したかったのにい。」
話を取られたモモさんがダダをこねたように言います。
「かんにんな、モモちゃん。
実はワテ、次の目的地パッチたちに言うん、うっかり忘れてもうたんや。
せやから、直接あやまるついでにと思うて。」
長花帝国皇帝みずから、土下座パンダネコしそうになったので、まわりのみんなであわてて止めました。
「いいっていいって、おいらたちも、ずっと旅だったから疲れてたところだし、ゆっくり休めたからよかったよ。」
そうバラマが言うと、なんとかパンダネコ帝は土下座をしなくてすんだのでした。
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