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毎度のことながら、パッチはふたりをあてにできず、どうしたものかとひとりでなやんでいました。でもひとりでいくらなやんでも、いい考えは出てくるはずもありません。
パッチは責任感がひと一倍強いのですが、バラマのように少しのんきになることも必要でしょうし、ミュッチのように自分に素直になることも必要でしょう。
ほんとうはパッチ、ミュッチ、バラマのそれぞれの欠点と思えるようなところを、しっかりとそれぞれの特別なすばらしい点ととらえ直して、それぞれの長所としておたがいにフォローしあえれば、いいのですが。
くよくよとなやんでいるパッチを見かねたバラマは、パッチとミュッチにこう提案しました。
「きっと、あの桃の精霊王はなんでも知っていそうだから、聞いてみればいいんじゃないかな。」
その言葉を聞いたパッチとミュッチは、なるほどと思い、急いで桃田太郎さんのところへ向かいます。
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