【残酷・百合・無理矢理】とある宰相の転落劇・2(ナルサッハ)

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 エルの能力は目覚めの時期もまちまちで、強弱もある。早ければ言葉を話し始める頃に。遅ければ何かの衝撃で。僕は、後者だったみたいだ。 「んぅふ、はぁ……あんぅぅ」 「いいぞ、そのまま喉も使ってみろ。無理のない程度でいい」 「んぐぅっ、じゅる、ぐっ、ふぅぅ」  喉の奥を抜けて、男の精液の臭いが鼻にも抜ける。膨らんだ亀頭を喉の狭い所で吸って刺激すると、やがて深い部分に勢いよく流し込まれた。  咽せるけれど、素直に喉に流してしまった。舌で感じないから、抜ける臭いだけですむ。  ズルズルと抜けて行く男性器を見ながら、僕はもうこういう物なんだと思う事にした。逃げられないなら、死にたくない。死ぬのは怖い。  不意に男が笑って、クシャリと撫でた。 「んな不安な顔するな、ネメシス。お前はいい子だ、いい主人探してやるって」 「いい、主人?」  そんなの、いるのか?  男は困った顔をして頷いた。聞けば何人か申し込んでいるらしいが、僕の価値をこの男が上げているからこの屋敷の主人、奴隷商の男も首を縦に振らないらしいのだ。 「いいか、従順でいろ。お前は綺麗だし、いいテクも仕込んだ。尻の具合も最高にいいし、口もいい。何より上品だ。いい奴を探してやる。オークションじゃなくて、個人に渡せば相手えらべっからな。俺にはこのくらいしかしてやれんが、可愛がってもらうんだぞ」     
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