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その晩 麻実は直登と電話で話していた。
麻実『私 進学諦める…』
直登『どうした?』
麻実『お金がかかりすぎるの…
卒業したらバイトしながら独り暮らしする』
直登『正社員にならないの?』
麻実『飽きっぽいからできない』
直登『そっか…話変わるけど 今度のデート行きたい所ある?』
麻実『水族館行きたい!イルカみたい(笑)』
直登『水族館ね!わかった』
直登と同じ部屋にいる生徒が囃し立てた
『羨ましいなぁ!女子高生とデートかよ!』
『犯罪じゃね?(笑)』
『外出許可 直登だけ なしにしようぜ(笑)』
直登『外野が煩くてごめんな お前らちょっとあっち行ってろ!』
麻実は笑った。『賑やかでいいね』
直登『寮生活でさ 部屋に四人ずついるんだ』
麻実『そうなんだ』
直登『今は 自習時間終わって自由な時間なんだ』
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