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遥『うちの彼と交換する?(笑)』
麻実『え~っ 普通の人がいい』
遥『普通の人って(笑)艦乗りは愛情深いよ?』
麻実『薄っぺらい愛情なんていらない』
そう言って 麻実は出ていった。
麻実は 弓道場に来た。
弓道部の部員である麻実は県大会や全国大会で
優勝している期待のエースだった。
『よぉ 来たね』麻実に声をかけたのは顧問の狭間だった。
三十代の狭間はイケメン独身で 女子から人気があった。
麻実は 気にもとめてなかった。
狭間『今度の県大会 頑張れよ』
麻実『はい…』
麻実は的に一礼してかまえた。
凛とした姿から放たれた矢が的に当たった。
狭間『お見事だ』
麻実は 黙礼した。再び構えた麻実に狭間が近づいた。
『もう少し手をあげてごらん こんな感じで』
並んで麻実の手を上げた。麻実はドキッとした。
その拍子に放った矢は的から外れた
狭間『まだまだ だな』
麻実は離れた
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