253人が本棚に入れています
本棚に追加
/332ページ
そして10日ほど過ぎた頃。
その日も黒濱めが恩を売りに来ていると…
またしても、懲りないお方がお出ましになりました。
うわ〜、今日は店長もマイマイも休みなのにどーしよう!
しかも逃げられないようにか、ちゃっかり白濱さんの隣に座ったとゆう。
なかなかの策士め~。
あぁも恥ずかしいけど…
翔くんがいるからほんと恥ずかしいけどっ…
いつまでも逃げてばかりじゃいられない。
「い、いらっしゃい京太くんっ」
「あ、コロナで。
あと粋…
この前は責めるような事言って、ごめん」
いやそれよりも、ここでそんな話されるの自体嫌なんだけどっ。
「でも俺、どーしても粋の事諦められないんだ!」
だからそーゆー話をやめっ…
って、諦められない!?
いや忘れられないとは言ってたけど…
賀来さんの「未練アリアリ?」にはっきりイエスを出さなかったし、マイマイの誘導に流されただけだと思ってて。
でも諦められないだと、復縁したいと言ってるようなもんで…
え、これガチなヤツ!?
不意のガチ告白もどきに、ボワっと顔が熱くなる。
最初のコメントを投稿しよう!