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うわ、くっそ恥ずかしい…
ヤバい、死ぬほど恥ずかしいっ…
俯きながら、コロナを「どーぞ」と差し出すと。
「粋、グレープフルーツ絞ってくれる?
もう1本しかないから」
いいタイミングで翔くんから作業要請。
「う、うんっ」
すぐにカウンター奥の作業場に避難した。
てゆうか助けてくれたのっ?
だとしたら嬉しすぎるっ。
って、逃げちゃダメじゃん!
ガチ告白もどきをスルーしてどーすんのっ。
あたしってほんと、どんだけ京太くんに失礼なんだろ…
グレープフルーツをジューサーにかけながら、チラリとその人を覗くと。
え、白濱さんとなに話してんのっ?
すっごい気になるんですけど…
とりあえず、ジュースを1本仕上げると。
あれ、3本になった…
ってことはやっぱり翔くんの助け船だったんだ!
うわ、翔くん大好きありがとうっ。
そんなクールダウンのおかげで、覚悟を決めて再び京太くんのところに戻ると。
「なぁ粋っ、今でもYOSAKOI見に行ってるのかっ?」
話飛んだなぁ!
さっきの返事はもういーのっ?
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