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なんだかやっと相棒になれた気がして嬉しかったし…
気付けば白濱さんと2人でいるのも、全然気にならなくなっていた。
そしてグラスも空きかけた頃…
よ~うやく厨房から翔くんが出て来た。
「あっ、おつかれ翔くん」
「おつかれ粋。
なんで今日そんなキメてんの?」
白濱さんと会釈しあって、あたしに最もな突っ込みを入れる。
「あはは~、ぜんっぜん意味はないんだけど…
ヒマだったから?」
あなたに見せるためです、なんて言えるワケない…
かといって白濱さんを狙ってるなんて誤解されたくないワケで。
「ふーん、可愛いけど…
俺はテッカテカで頑張ってる粋の方が好きかな」
え、可愛いっ?
いやテッカテカって…
ん?好き?
ぐはあ!なんて爆弾落とすんだっ…
もう思い残す事はありません、一生テッカテカで生きてきますっ。
白濱さんありがとうっ、今日来てよかった。
よーし、テッカテカで貪欲に仕事頑張るゾ!
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