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うっ、確かに…
あの時京太くんは、「浮気してたんだっ?」に対して「だったら?」って投げかけてきただけだった。
そして京太くんのゆう通り、あたしは確かめもせずに…
どうしよう、これ全面的にあたしが悪いじゃん!
恥ずかしすぎて、京太くんに申し訳なさすぎて…
ヤバい、なんか泣きそうっ。
「あの、コーラまだですか?
あと打ち合わせの続きも」
そこで涙を引っ込める白濱さんのもっともな一言。
「ああっ、すみません!」
慌てて冷たいコーラと取り替えて、トロイの木馬に取り掛かる。
助かった…
もしフォローなんかされてたら余計泣けただろうし。
打ち合わせは終わったのに、そこを持ち出してきたのはきっと…
この話を終わらせるためで。
感激!したのも束の間。
「てゆーか、浮気したヤツがしたってゆーわけないじゃん。
してない証拠があるならともかく、なんとでも言えるよね」
わ~!マイマイっ。
あたしの立場を守ろうとしてくれてるのはありがたいけど、もうほじくり返さないでー。
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