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「そうじゃなくてっ…」
助け船のお礼に、っていったら断るだろーし…
台風だから?暇だから?
もうここは素直に!
「寂しいじゃないですか~」
瞬間、白濱さんは目を大きくして。
俯きがちに顔を背けて、大きくため息を吐き零した。
うわ、このセリフじゃなかったな…
「…松本さんてほんと、無責任に掻き混ぜますよね」
「え、なにをですかっ?」
「いえ、トラブルメーカーだなって」
トラブルメーカ~!?
いや現にさっきそうなってましたよね…
なにげにショック。
「じゃあ溜まった仕事があるんで帰ります。
ごちそうさまでした」
そう言って白濱さんは、周りに挨拶をしてさっさと帰ってしまった。
相変わらずクールだなぁ…
もっと仲良くなりたいのに。
でも、こーやってまた助けてくれたり…
そのあとマイマイの憤りまでなだめてくれたり…
よーしあたしはこの恩を返せるように、フェスの販促頑張るゾ!
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