![aa674705-97ec-4ecb-bbac-ff15235dfb9a](https://img.estar.jp/public/user_upload/aa674705-97ec-4ecb-bbac-ff15235dfb9a.jpg?width=800&format=jpg)
「どれどれ?」
「ねえ!早う!見して!」
とソファのところのラグマットに座る芽呂に催促する二人。
その光景を微笑ましく見る俺。
「ほらっ!」
と成績表を自慢気に開いて見せる。
「ん…」
しばらく固まった二人。
ーー英語100、数学97、国語91、社会100、理科99、合計…487点
どのくらい時が止まっただろうか。その点数に俺はもちろんのこと、彩花でさえもすぐに反応できずにいた。
そしてもう一度つぶやく。
「487点?」
お母さんが
「これってよかと?」
と聞くとすかさず彩花が
「当たり前やん!学年で2番とよ!」
お母さんの背中を何度か叩くと芽呂を抱きしめた。
「芽呂ちゃん!おめでとう!ほんと頑張ったねえ!」
もう半泣き状態で喜びあっていた。
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