14. 空の離婚

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e4355276-a709-4136-bc9e-7a1b6d3d2390 まだまだ夏の暑苦しさが残る9月の終わりの日曜の夜。雄一郎からクミに一通のメールが入る。 雄一郎 ーークミ、彩花に空から何か連絡入ってない?空に連絡つかんちゃけど。 クミ ーー聞いてみる。 「彩花」 「何?」 「最近、空どうしよるか知っとお?」 「ううん。最近二週間はメールも来ないね」 「あ…そう。雄一郎が空に連絡つかんのやて。どうしたとかな。何かそんな素振りとかあった?」 「何もないと思うけど…あっ、そう言えば最後にメールした時、何か妙なこと言いよったかも。」 そう言って彩花が空とのラインを不安げに確認した。 台所ではやかんがピーっとお湯が沸いたことを知らせていた。未来を暗示するように。
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