ちょっと不思議で怖い話Part３

　帰り道、四人乗りの車でぎゅうぎゅう詰めの状態で各自の家に送ってくれることになり、まずはＵちゃんの家からになりました。
　Ｒちゃんの家は、これまたH 市の住宅街らしく。複雑に入り組んだ一通だらけの道です。
　そこをカーナビが付いていない車で迷い込んでしまい、Ｒちゃんの家に中々辿り着けませんでした。
　あっちだ～、こっちだ～と迷っていると。助手席に座っていたＩちゃんが急に黙り込んでしまいました。
「どうしたの？　Ｉ ちゃん。気分でも悪い？」
　声を掛けると、真っ青な顔をしているじゃありませんか。