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最後の気力を振り絞り
竹田城跡に到着した
そこから見る山々も空気も
とてもキレイで
煩悩にまみれた、私の心が
浄化されていく気がした
こんな山の上に、お城を作ったなんて
重機とかないのに、昔の人はすごいな
航平くんは、ボランティアらしい
年配の方から、竹田城の歴史を聞いていた
ボランティアの方に、写真を何枚も
撮っていただき、下山した
ホテルに着いたのは、5時をまわっていた
『明日は、天候の条件がいいから
もしかしたら見られると思いますよ』
『何時くらいに行けば
いいですかね？』
『6時前には…
第一展望台まで行かれますか？
結構、登りますよ』
ホテルの方と、航平くんの会話
イヤな予感しかしない……
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