結婚生活

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『真琴、笑いすぎ』 笑いが止まらない私の顔に 航平くんの手が伸びた ペチンされる! おでこを押さえたら、航平くんの手は 私の頬に触れた 『真琴は、笑っている方がいい』 あっ……クリスマスイブから 気持ちが落ちて、笑っていなかったかな 『…航平くん……』 思わず、航平くんの胸に 顔を埋めた 『どうした?』 『航平くん…好き』 航平くんは、抱きしめながら 黙って、頭を撫でてくれた 『あのね…しよ?』 『ん?今? 俺はウェルカムだけど』 『……今……かな』 『真琴の気分が変わらないうちに』 抱っこされて、ベッドに連れてこられ 航平くんが、覆い被さってきた そこで、思い出した 『航平くん、ちょっと待って』
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