第1章 結婚まで

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『何で、起こして くれなかったんだよ』 朝から、むくれている航平くん 昨日は、私のアパートに着いて 部屋までは、何とか歩いてくれたけど 部屋に入ったら、そのまま爆睡 『したい…ヤリたい』 ヤリたいって表現 ちょっと、嫌ですよ! 『午前中、お父さんと約束あるから シャワーして、早くしたくして』 昨日、お父さんから 連れて行きたいところがあるって 言われていた 航平くんは、どこかわかっているみたい 今日、現地待ち合わせとなった 『どこ行くの?』 『ん?行けばわかる』 『服装は?』 『スエットとかでなければ大丈夫』 スエットでは、出かけませんよ! ちょっと、おしゃれ目な格好をして 電車に乗って向かった先は…… 某デパートだった デパート?? なんて思っていたら なんだか、よくわからないところへ 航平くんがどんどん進んでいった 『ねぇ、どこに向かっているの?』 『外商の部屋 親父、もう来ているみたいだから じじいは、朝早いからな』 外商の部屋?? なんじゃそりゃ?
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