私の大好きな人～コワモテ上司と結婚した～

第1章 結婚まで

『親父、奈々子さんの時も
優香さんの時も、浮かれていたよ
娘ができて、嬉しいって』

『娘って言ってもらえて
嬉しかったよ』

実の父とは、離婚で別々に暮らして
いたから、外食とかは行ったけど
買い物なんて、したことなかったな

『なぁ、早いうちに
一緒に住みたい』

『そうだね
今度、アパート探しする？』

いま住んでいるところは
治安も良くて、買い物も便利

行きつけの居酒屋や
お気に入りのレストランもあるから
最寄り駅は変えずに、2人で住む
アパートを探すことにした

『今日も、真琴のアパートに
泊まっていい？』

『いいよ
夕飯は、湯豆腐にしようか？』

年末年始の暴飲暴食で
ちょっと、体重が………

『湯豆腐だと、夜もたないぞ？』

『はい？』

『1ヶ月以上だぞ
もう俺は、我慢の限界
多分、性欲が暴走する』

いつも、暴走してるじゃん

『じゃあ、鱈でも鍋に入れる？』

『肉だよ！肉にしようぜ』