第1章 結婚まで

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1月1日 朝から、バタバタと航平くんを 迎える支度をした おせち料理ではなく、お母さんの 得意料理である、ちらし寿司 酢飯をあおぐうちわを、結衣と芽衣が 取り合いをしたり 私もサラダとか、唐揚げを作ったり 今日は、航平くんが泊まるから 布団の準備をしたりした 夕方、車が駐車場に入ってきた 大平さんから借りた、某外車 ますます、ヤクザに見られないか? 不安がっていた航平くんだったけど スーツ姿が爽やかだったから 意外とヤクザっぽくなかった 『こうちゃん来た!』 玄関に走る、結衣と芽衣 『明けましておめでとうございます』 ガチガチに緊張した航平くんが来た 『こうちゃん、遊ぼ!』 『結衣、こうちゃんは大事なお話が あるから、後でね』 お姉ちゃんに諭されて、ちょっと 不満げな顔している結衣 『結衣ちゃん、芽衣ちゃん これ、後で食べようね』 お土産のお菓子に、大喜び みんなで、小上がりの畳の上に 正座した ただならぬ雰囲気に 結衣も芽衣も、おとなしく座った 『今日は、時間を作っていただき ありがとうございます 真琴さんとの、結婚のお許しをいただき たく、ご挨拶にあがりました』 航平くんが、深々と頭を下げた
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