気づいた違和感

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気づいた違和感

あれは、夢だったのかな?なんて淡い期待をしながら身体を起こすと、腕に常につけてるお守り用の数珠が弾け飛んでいた! これは、いよいよヤバイと思い急いで仕度をしてお守りを握りながら、母であって母じゃない者に会わないように足早に玄関に向かう! 静かに靴を履き、静かに玄関を開けようと腕を伸ばしたときだ! さっきまで、いなかったはずの母が真後ろに立っていて、何処にいくの?ご飯は食べないの?何処にいくの?ご飯食べていきなよ! っとずっと言葉を繰り返していて、恐怖で玄関を開けたら、母の声ではない男のようや低い声で「逃がさないッッ」っ!!! すると、反対側から押されたように開けた玄関が閉まり、鍵もしまった! ヤバイッ!ヤバイッ!と思いながら、玄関をガチャガチャするが鍵も開かず、扉も動かない! すると、耳元で「やっと捕まえた」っと聞こえ振り向いた瞬間、周りじゅうから一斉に 死ねッ死ねッ死ねしねしねしねしねしねしねっ!!!と声が無数にこだまする!! 瞬間っ!音もなく眼前に母の顔がせまる...それはもはや母の顔ではなく、誰か分からないほどぐちゃぐちゃになった顔で、ただ死を直感させるような真っ黒な瞳がこちらをみていた! 俺は、助けてくれ!っと思いながら握りしめていたお守りをさらに握り、夢でみたじいちゃんの事を思い出して助けを懇願していると、一瞬お守りが光ったように見えたのと同時にじいちゃんの声で、逃げなさいッっと聞こえた気がした! 一心不乱にドアを開けようとすると、さっきまで開かなかった玄関の扉が開いた! 俺は、開いた瞬間に猛ダッシュでその場を走り去った! 去り際に、玄関を見たとき追いかけようと物凄い形相の母であって母でない者と無数の霊?みたいのを、玄関から出さないように扉の前で仁王立ちするじいちゃんが見えた気がした! 恐怖で、どのくらい走ったか分からないけどだいぶ離れたと思う!気がつくと、俺が始めて違和感を覚えたとゆうか違和感を感じた、路上の境をちょうど越えてでるとこだたった! その境を越える瞬間、耳元で物凄い低い声で 「後少しだったのに....必ず一人誰か連れていってやる」っと聞こえた! そして、境をでた瞬間にバキンっと大きな音とともにじいちゃんの声で「良かったっ」て聞こえた気がした。
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