▼5分以内に「大脱出」

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次第に水は引いていき、まるで何事もなかったかのように元の部屋に戻る。 みかしー「ねぇ!これクリアじゃない?」 一体何がクリアの鍵になったのかは分からない。2人は部屋を後にし、扉を開け、次の部屋へと向かう。すると扉の向こうはさっきまでの通路とは一変、大きな空間が広がっていた。そしてそこでもまた、彼の不敵な声が響く。 ヒゲ「第二の試練へようこそ。第二の試練、この鉄球を避け続けてください」 突然通路の左右から振り子のように降り注ぐ鉄球たち。しかし・・・ 2人「ふんっふんっ」 見事に鉄球をよける2人。そして通路を超え2人は新たな部屋へとやってきた。 ヒゲ「第三の試練へようこそ。第三の試練は無心の部屋でございます。」 ヒントが少なすぎる!一体何をすればこの部屋から脱出することができるのか?普通の人ならばそう思うだろう。しかし、みかしーは違っていた。 みかしー「無心の部屋?すごいね、なんも考えなくていいらしいよみかこし。ほらっ!ほら!なんも考えない!はい!ほい!はい!ほい!はい!ほい!」 みかこしを無心にするために「はい!ほい!」を連呼するみかしー。しかしそれは明らかに逆効果であり、みかこしの脳裏は「はい!ほい!」によって大いなる邪念が生まれてしまっていた。 ヒゲ「悪魔が宿っている方はまだ何か考えているようですが…」 みかしー「考えちゃダメだよ、みかこし。ほらこっち見て。私の目を見て」 みかこし「…私の目に!!悪魔が宿ってる!!あぁぁあああ!」
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