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プロローグ
始業のチャイムが鳴ってから数分後、教室前方のドアがガラっと開いた。
「はい、お前ら席つけー。」
「先生!」
ドアから現れたのは、今日も今日とてマイルドな顔をしながら……、
「ホームルームやるぞー。」
「先生、先生!」
「席つーいーてー。」
「先生私と付き合わない!?」
「月火水木金土日すべて彼女います。お前が入る場所はない。」
吐き出す言葉は全然マイルドじゃない私の愛し人である。
「ねえ!お試しでいいから!一回付き合おう?」
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