プロローグ

1/4
14人が本棚に入れています
本棚に追加
/81ページ

プロローグ

始業のチャイムが鳴ってから数分後、教室前方のドアがガラっと開いた。 「はい、お前ら席つけー。」 「先生!」 ドアから現れたのは、今日も今日とてマイルドな顔をしながら……、 「ホームルームやるぞー。」 「先生、先生!」 「席つーいーてー。」 「先生私と付き合わない!?」 「月火水木金土日すべて彼女います。お前が入る場所はない。」 吐き出す言葉は全然マイルドじゃない私の愛し人である。 「ねえ!お試しでいいから!一回付き合おう?」
/81ページ

最初のコメントを投稿しよう!