ラブレターと愛情過多

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「何だかんだ言いながら、先生、結構私のこと好きでしょ?」 「は?」 私の視線の先が缶にあることを察したらしい先生は、ああ、と呟き、そして。 「将来、白井が俺のストーカーになった時のための証拠を保管してるだけ。」 「……え、私殺されるの?」 「いや、それ俺のセリフじゃね?」 呆れた顔で先生が言う。 「ていうか、そろそろ職員会議始まるから、お前はとっとと教室帰れ。」 「はーい。」 失礼しました、と挨拶をして私は職員室を出た。
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