14人が本棚に入れています
本棚に追加
「何だかんだ言いながら、先生、結構私のこと好きでしょ?」
「は?」
私の視線の先が缶にあることを察したらしい先生は、ああ、と呟き、そして。
「将来、白井が俺のストーカーになった時のための証拠を保管してるだけ。」
「……え、私殺されるの?」
「いや、それ俺のセリフじゃね?」
呆れた顔で先生が言う。
「ていうか、そろそろ職員会議始まるから、お前はとっとと教室帰れ。」
「はーい。」
失礼しました、と挨拶をして私は職員室を出た。
最初のコメントを投稿しよう!