第2章 出会い

6/7
前へ
/421ページ
次へ
コワモテ主任の奥様と思われる 優香さんに、仕事や備品の場所なんかを 教えてもらっていたら、あっという間に 昼休みになった 『真琴ちゃん、社食でいい?』 『はい、場所もわからないので ご一緒してもいいですか?』 『真琴ちゃん、かたいわよー!』 私の肩を叩いたのは、もう一人の事務である 平野さん 事務課長だから、平野課長である うどんを選び、3人でテーブルに座った 当たり前だけど、社食も支社の時と違って 広いし、メニューも多い 『優香ちゃん、旦那さんは春休み?』 『そうなんですよ だけど新学期の準備があるから、春休みって 言っても、毎日学校行ってますよ』 『春休み??新学期??』 どういうこと? 『優香ちゃんの旦那様は、小学校教師なのよ めっちゃイケメンでねー』 『めっちゃじゃないですよ まぁ、そこそこくらいですかね?』 『そこそこじゃないわよ 小学校教師にしておくのは、もったいない』 平野課長と優香さんが、盛り上がっている 『あの……優香さんは、渡瀬ですよね?』 『あっ、話してなかったっけ? 渡瀬主任は、主人の弟なの だから、義理の弟になるのよ』
/421ページ

最初のコメントを投稿しよう!

6123人が本棚に入れています
本棚に追加