2.過去

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2.過去

僕は中学の時、2つ上の男の先輩に一目惚れをした。 その時に自分はゲイなんだと気づいたが、誰にも相談できないし、告白なんてする勇気もなかった。 『今日も先輩かっこいいなぁ』 昼休みに友達とバスケをしている先輩を見つめるのが僕の日課。 「何見てんだよ」と話しかけてきたのは幼馴染の健太だった。 「別に何でもいいだろ」ふいっと視線を外す。 「バスケでもしたいのか?」とバスケをしている集団へと視線を向ける健太。 「したくない」 「ふーん…ー」 健太は勘がいいから苦手だ。 …ーーーーー 家に帰り僕はリビングでソワソワしていた。 『ピンポーン』きたっ!! 「はーい」とドアを開けるとそこには配達のお兄さんが小さなダンボールを持って立っている。 サインをして「ご苦労様でした」と笑顔で荷物を受け取る。 自分の部屋へと急ぎ、ダンボールを開けるとそこに入っていたのはピンクローターとローションだった。 最初は先輩の事を見ているだけで幸せだったのに最近は想像しながらオナニーをする様になっていた。
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