2.過去

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「きっつ…う、あぁっ」 先輩は眉間にシワを寄せる。 「先輩、この子の具合どう?気持ちぃでしょ」 「けん、たっ…早く入れてっ」 健太の重みが増え、先輩のが膨張する。 先輩は腰を動かせずにいたが、健太が突くたびに僕も突かれている感じになった。 「悠里も先輩も気持ちよさそうだね」 もぉ僕は何も言えなかった。 ただ感じながら涙を流す。 僕はどうしてたらよかったのかな…ー ちゃんと健太に告白しとけばよかった。 先輩はそのまま僕の中で逝った。 僕も何回も逝ってしまっていた。 健太は…どうなんだろ…ー 僕は考えるのをやめ、行為が終わると健太は 「悠里よかったね、先輩とできて」 と微笑みながら縛っていたものを解く。 僕は無言で服を着て出て行った。 自分が何回も逝ってしまった事や感じていた事、健太が先輩に入れた事…ー 自分が情けないのと悲しみで、それ以降健太を避けるようにした。 卒業式まで1週間だった事もあり、避けるのは簡単な事だった。 卒業後も僕は県外の専門学校に行ったので会う事もない。 健太への気持ちを忘れようと必死だった。 …ーーーーー過去end
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