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「きっつ…う、あぁっ」
先輩は眉間にシワを寄せる。
「先輩、この子の具合どう?気持ちぃでしょ」
「けん、たっ…早く入れてっ」
健太の重みが増え、先輩のが膨張する。
先輩は腰を動かせずにいたが、健太が突くたびに僕も突かれている感じになった。
「悠里も先輩も気持ちよさそうだね」
もぉ僕は何も言えなかった。
ただ感じながら涙を流す。
僕はどうしてたらよかったのかな…ー
ちゃんと健太に告白しとけばよかった。
先輩はそのまま僕の中で逝った。
僕も何回も逝ってしまっていた。
健太は…どうなんだろ…ー
僕は考えるのをやめ、行為が終わると健太は
「悠里よかったね、先輩とできて」
と微笑みながら縛っていたものを解く。
僕は無言で服を着て出て行った。
自分が何回も逝ってしまった事や感じていた事、健太が先輩に入れた事…ー
自分が情けないのと悲しみで、それ以降健太を避けるようにした。
卒業式まで1週間だった事もあり、避けるのは簡単な事だった。
卒業後も僕は県外の専門学校に行ったので会う事もない。
健太への気持ちを忘れようと必死だった。
…ーーーーー過去end
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