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娘は悲しみましたが、自分を守ってくれた事への感謝もあり、暫くしてから王の元へ嫁ぎ、2つの王国はシンフォニー王国という1つの王国へと変わり、王国の民と、新しき王と新しき王妃は幸せに暮らしましたとさ。』
「これがこの国の伝説なんだよ。まぁ本当かどうかはわからないけど…ってあれ」
レヴィアは物語を聞き終えた直後、ぐっすりと眠ってしまったのだ。
「おやすみ…レヴィア。」
ナタリアは静かに微笑み、レヴィアを寝顔を愛おしそうに見つめながらそのまま眠りについた。
次の日の朝、父は漁師らしく、先日とれたらしい魚を干物にしたりなんだりとで忙しく、昼頃まで帰らないようで、長女リリアナは学校に行ったらしい。
双子のラミエルとレミエルは朝起きるなりレヴィアの部屋に押しかけてきて
「なぁレヴィア!知ってるか?リリアナ姉ちゃんの通ってる学校ってところ!6歳になると入れるんだ!他の入学条件は…忘れちゃったけどお金かかんないし、それどころか何かすごいサービスがあるんだ!」
「…なんで?」
「それはな、この国には学校が他に無くて、王様直々の教育もあるかららしいんだ。国に対して興味関心を示すこと、国の教えを聞き入れる事をすることはいい事だから、いいことしたらそういう制度をつけようって王様が言ってたんだってさ。」
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