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次の日も、同じ時間の同じ場所で、昨日のおじいさんが、横を向いて立っていました。
だいちくんは
(嫌だなぁ。)と思いましたが、この道を通らなければ販売店に新聞をもらいに行くことは出来ませんでした。
仕方がないので、だいちくんは昨日よりも距離をとって、またおじいさんの後ろを通りました。
すると、またおじいさんは「ハズレッ!!」と叫びました。
「…そんなことが毎朝あってさ。」
だいちくんは、ウンザリした様子で話してくれました。
僕は「まるでおみくじみたいだね。前を通ると当たりが出て、いいことあるんじゃない?」
と言うと
「そうならいいね。」と軽く笑ってました。
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