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メアリーが魔女と出会ってから数日がたった…といつ錯覚した?まだ数時間しかたってないよ。
前を歩く自分より小さな魔女はその姿に合わず歳をとったような口調。どことは知らされず、ただ着いてこいと言われ、ゆっくりと後を追った。そして、木の根にぴったりとハマってる一枚の扉の前に着いた。
「さ、ここだよ。はいんな。」
扉を開けて中に入ると、静かな森の中ということを忘れそうなくらいに広い地下が広がっていた。数々の店が中に納まっていた。そして、私の前を歩く小柄な魔女。通り過ぎる魔女や魔物に口々に話しかけられ、笑いながら答えていた。
そして地下を奥まで進み、最下層であろうか?一つの蔦で中に入れない店の前に来ると、ちょいとまってなといい魔法で蔦を少し開けたら中に入っていった。
そして暫く待っていると、魔女がでてきた。その腕には先程までなかった小さな箱が抱えられている。
「さ、こっちだよ。」
そういい先を歩く魔女はまた上へ戻り、先程とは違う道で上に上がって行った。
途中いくつかの店によったがどれも服屋だ。いや…正確には古着屋だ。しかしお望みのものはなかったようで、何も手に新しく持つものは無く上へと来てしまった。
扉を開けてもう一度外へ出ると、そのすぐ近くの木の根の扉に入る。
「入んな、アンタとあたしのうちだ。」
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